<蝶の写真集> セセリチョウ科
アカセセリ
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<特徴>
年1回の発生で、夏に成虫が出現し、本州の中部山岳から関東北部山地に局地的に生息していて、主に山地周辺の湿性草原などで見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は山吹色で、後翅には黄色斑が数個みられますが不明瞭な場合があります。表側は、橙黄色の地色ですが、オスでは前翅中央に黒っぽい明瞭な性標が走っています。草原を素早く飛びまわっているので、なかなかカメラには収まってくれません。幼虫は、カヤツリグサ科植物(ヒカゲスゲ)を食べます。 <名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、赤(アカ)っぽく見えるところから名付けられました。 <備考> オスの表面の中央に明瞭な性標が現れます。 |
☆生息状況
●環境省レッドリスト 絶滅危惧TB類(EN)
●埼玉県レッドデータブック(2018) 絶滅(EX)
「これまでに小川町、旧大滝村(現秩父市)、小鹿野町で少数の記録がある。しかし、1976年の秩父市の記録を最後に40年近く記録が途絶えていて、再発見される可能性は低く、県内では絶滅したと考えられる。」
●県内での希少度 生息していない
☆生態写真 (埼玉県内の写真はありません)
アカセセリ(セセリチョウ科) 2006年8月26日午前、乗鞍高原(長野県松本市)で撮影 |
2006年8月26日午前、乗鞍高原(長野県松本市)の標高約1,500mの所で撮影しましたが、吸蜜していたのでシャッターが切れました。
アカセセリ(セセリチョウ科) 2014年8月19日午前、白樺湖畔(長野県茅野市)で撮影 |
2014年8月19日午前、白樺湖畔(長野県茅野市)の標高約1,450mの所で撮影しましたが、葉上に止まっていたので接写できました。
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