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<蝶の写真集> シジミチョウ科

アカシジミ

データ 生息状況 生態写真

☆データ

アカシジミ(赤小灰)
学 名 Japonica lutea
科 名 シジミチョウ科
亜科名 ミドリシジミ亜科
族 名 ミドリシジミ族
属 名 アカシジミ属
時 期 年1回、5月〜7月
分 布 北海道〜九州
大きさ (前翅長)16-22mm
(開張)35-42mm
生育地 平地、低山のコナラ、クヌギの雑木林等

<特徴>
 年1回の発生で、成虫は晩春から初夏に平地、低山のコナラ・クヌギの雑木林などで見られるシジミチョウの一種です。きらめく羽を持つゼフィルス(ラテン語で西風の意味)の仲間で、翅の表側は、赤っぽい橙色で、裏側は橙色の地に銀白色の条線が見られ、尾状突起があります。オスは夕方になると盛んに飛びまわりますが、日中は林の中等で休んでいるので、撮影できる場合があります。幼虫は、ブナ科植物(クヌギコナラアラカシカシワ、ミズナラなど)を食べます。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、表側も裏側も赤(アカ)っぽく見えるところから名付けられました。

<備考>
 開発によって生育地が狭められています。


☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●埼玉県レッドデータブック(2018) 

●県内での希少度 ★★☆☆☆
 ほぼ埼玉県下全域で、春から夏まで見られるシジミチョウの仲間でしたが、県東部。県北部、県中央部では、急速に減少し、なかなか見られなくなっています。県西部や秩父地方では、平地から山地のコナラ、クヌギの雑木林等に生息していて、幼虫の食餌植物であるブナ科植物(クヌギコナラアラカシ、カシワ、ミズナラなど)の周辺や成虫の蜜源となっているクリの花などで、観察できます。

☆生態写真

アカシジミ(シジミチョウ科) 2014年6月10日午後、「さいたま緑の森博物館」(入間市)で撮影

 2014年6月10日午後、狭山丘陵の「さいたま緑の森博物館」(入間市)で撮影しましたが、栗の花で吸蜜していました。

アカシジミ(シジミチョウ科) 2015年5月27日午後、「八丁湖公園」(比企郡吉見町)で撮影

 2015年5月27日午後、「八丁湖公園」(比企郡吉見町)で撮影しましたが、葉上に止まったのを接写しました。

アカシジミ(シジミチョウ科) 2015年6月7日午後、「さいたま緑の森博物館」(入間市)で撮影

 2015年6月7日午後、狭山丘陵の「さいたま緑の森博物館」(入間市)で撮影しましたが、葉の上に止まっていました。


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