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<蝶の写真集> シジミチョウ科

コツバメ

データ 生息状況 生態写真

☆データ

コツバメ (小燕)
学 名 Callophrys ferrea
科 名 シジミチョウ科
亜科名 ミドリシジミ亜科
族 名 カラスシジミ族
属 名 コツバメ属
時 期 年1回、3月〜4月
分 布 北海道〜九州
大きさ (前翅長)11-16mm
(開張)20-25mm
生育地 雑木林周辺など

<特徴>
 年1回の発生で、早春にだけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」蝶の一つで、雑木林の周辺で見られる小型のシジミチョウの一種です。翅の裏側は茶褐色で、胴体が毛深いのがわかります。表側は、青色ですが、オスは黒みがかり、メスは鮮やかさがあります。また、尾状突起がないのも特徴です。飛ぶときは敏捷で、オスは占有行動をとります。幼虫はツツジ科(アセビ、ヤマツツジなど)やバラ科(ボケ、ユキヤナギなど)、スイカズラ科(ガマズミ)などの各種植物の花穂を食します。

<名前の由来>
 黒っぽくて敏捷に飛ぶので、まるで小さなツバメのようだと命名されました。

<備考>
 開発などにより、特に低地では減少しています。

☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●埼玉県レッドデータブック(2018) 準絶滅危惧(NT2)
「かつては平野部の台地から奥秩父の山地帯にかけて広く分布していたが、大宮台地では絶滅した。丘陵から山地にかけては、局地的であるが普遍的に生息している。」

●県内での希少度 ★★★☆☆

☆生態写真

コツバメ(シジミチョウ科) 2008年3月23日午前、「蝶の里公園」(比企郡嵐山町)で撮影

 2008年3月23日午前、「蝶の里公園」(比企郡嵐山町)で撮影しましたが、葉上でしばらくじっとしていてくれたので接写が出来ました。

コツバメ(しじみちょう科) 2013年4月9日午後、「さいたま緑の森博物館」(入間市)で撮影

 2013年4月9日午後、狭山丘陵の「さいたま緑の森博物館」(入間市)で撮影しましたが、しばらくじっとしていてくれたので接写が出来ました。


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