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<蝶の写真集> セセリチョウ科

チャバネセセリ

データ 生息状況 生態写真

☆データ

チャバネセセリ(茶羽せせり)
学 名 Pelopidas mathias
科 名 セセリチョウ科
亜科名 セセリチョウ亜科
属 名 チャバネセセリ属
時 期 年3回、5月〜10月
分 布 本州(関東以西)〜沖縄
大きさ (前翅長)13-21mm
(開張)30〜40mm  
生育地 河川堤防、公園、草地など

<特徴>
 年3回の発生で、成虫は春から秋まで、関東以西の河川堤防、公園、草地などで普通に見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は黄褐色の地色に白色の小斑点が見られますが、はっきりしない場合があります。表側は、茶褐色の地色に白斑が見られますが、前翅ではやや大きめです。幼虫は、イネ科植物(チガヤ、ススキなど)、カヤツリグサ科植物を食べます。

<名前の由来>
 ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、その中では茶色っぽい羽に見えることから名付けられました。

<備考>
 南西諸島では、1年中見られます。季節型はありません。


☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●埼玉県レッドデータブック(2018) 

●県内での希少度 ★☆☆☆☆
 ほぼ埼玉県下全域で、春から秋まで見られますが、県北部では少なくなっています。太平洋沿岸の暖地で越冬したものが世代交代しながら北上するので、県内では秋に個体数が増加します。幼虫の食餌植物であるイネ科植物(チガヤ、ススキなど)、カヤツリグサ科植物の周辺や各種の花、地表の吸水、獣糞等で観察できます。

☆生態写真

チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2006年8月29日朝、見沼たんぼ(川口市)で撮影

 2006年8月29日朝、見沼たんぼ(川口市)で撮影しました。

チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2007年11月4日午前、「蝶の里公園」(比企郡嵐山町)で撮影

 2007年11月4日午前、「蝶の里公園」(比企郡嵐山町)で撮影しましたが、花で吸蜜していました。

チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2012年8月26日午前、「さいたま緑の森博物館」(入間市)で撮影

 2012年8月26日午前、狭山丘陵の「さいたま緑の森博物館」(入間市)で撮影しました。

チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2012年10月13日午前、「秋ヶ瀬公園」(さいたま市桜区)で撮影

 2012年10月13日午前、「秋ヶ瀬公園」(さいたま市桜区)の「ピクニックの森」の周辺で撮影しました。

チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2015年9月12日午後、「八丁湖公園」(比企郡吉見町)で撮影

 2015年9月12日午後、「八丁湖公園」(比企郡吉見町)で撮影しましたが、地表で吸水していました。

チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2016年9月5日午後、中津川(秩父市)で撮影

 2016年9月5日午後、中津川(埼玉県秩父市)の標高約700mの地点で撮影しましたが、花で吸蜜していました。

チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2016年10月12日午後、「環境科学国際センター」(加須市)で撮影

 2016年10月12日午後、「環境科学国際センター」(加須市)で撮影しましたが、花で吸蜜していました。

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