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<蝶の写真集> セセリチョウ科

ヒメキマダラセセリ

データ 生息状況 生態写真 雌雄比較

☆データ

ヒメキマダラセセリ
(姫黄斑せせり)
学 名 Ochlodes ochraceus
科 名 セセリチョウ科
亜科名 セセリチョウ亜科
族 名 アカセセリ族
属 名 コキマダラセセリ属
時 期 年2回、5月〜9月
分 布 本州〜九州
大きさ (前翅長)12-17mm
(開張)25-32mm  
生育地 樹林周辺、草地など

<特徴>
 年2回の発生で、成虫は春から初秋まで、樹林周辺、草地などで見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は黄褐色で前翅に黒斑が見られます。表側は、オスでは、褐色の地色ですが、外縁に黒い帯が目立ち、前翅の性標もはっきりしています。またメスでは、全体的に黒っぽい中に黄褐色の斑模様が見られます。とても敏捷に飛ぶので、追いかけるのはたいへんです。幼虫は、イネ科植物(チヂミザサ、ヤマカモアシボソ、ススキなど)を食べます。

<名前の由来>
 ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、オスは黄色地に黒っぽい斑模様(キマダラ)が見られ、また小さく愛らしいのでヒメ(姫)が付きました。

<備考>
 季節型は有りませんが、オスとメスでは翅の表側は、かなり印象が違います。


☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●埼玉県レッドデータブック(2018) 

●県内での希少度 ★★☆☆☆
 荒川以西の丘陵地や山地で、春から秋まで見られるセセリチョウの仲間です。平地から山地の樹林周辺、草地などに生息していますが、幼虫の食餌植物であるイネ科植物(チヂミザサ、ヤマカモアシボソなど)の周辺や成虫の蜜源となっているヒメジョオン、ノアザミ、ヒヨドリバナなどの花、地表の吸水で観察できます。

☆生態写真

ヒメキマダラセセリ♀(セセリチョウ科) 2006年9月16日午前、「さいたま緑の森博物館」(入間市)で撮影

 2006年9月16日午前、狭山丘陵の「さいたま緑の森博物館」(入間市)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。。

ヒメキマダラセセリ♀(セセリチョウ科) 2007年8月19日午前、「蝶の里公園」(比企郡嵐山町)で撮影

 2007年8月19日午前、「蝶の里公園」(比企郡嵐山町)で撮影しましたが、1頭だけ葉の上にとまっていました。

ヒメキマダラセセリ♂(セセリチョウ科) 2007年8月26日午前、横手(飯能市)で撮影

 2007年8月26日午前、横手(飯能市)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。

ヒメキマダラセセリ♂(セセリチョウ科) 2013年5月31日午後、「あじさい山公園」(入間郡越生町)で撮影

 2013年5月31日午後、「あじさい山公園」(入間郡越生町)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。

ヒメキマダラセセリ♂(セセリチョウ科) 2015年5月27日午後、「八丁湖公園」(比企郡吉見町)で撮影

 2015年5月27日午後、「八丁湖公園」(比企郡吉見町)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。

ヒメキマダラセセリ♀(セセリチョウ科) 2016年5月18日午後、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影

 2016年5月18日午後、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。

ヒメキマダラセセリ(セセリチョウ科) 2016年8月26日午後、「美の山公園」(秩父市・皆野町)で撮影

 2016年8月26日午後、「美の山公園」(秩父市・皆野町)で撮影しましたが、葉や花に止まっていました。

 ☆雌雄比較 

オス  メス
 
ヒメキマダラセセリ♂(セセリチョウ科)  ヒメキマダラセセリ♀(セセリチョウ科) 

 オスは、翅の表側は、前翅に性標があり、メスよりも黒斑が少なく感じます。
 メスは、翅の表側は、黒斑がオスより発達し、翅形はやや幅広くなります。

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