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<蝶の写真集> タテハチョウ科

ジャノメチョウ

データ 生息状況 生態写真 雌雄比較

☆データ

ジャノメチョウ(蛇目蝶)
学 名 Minois dryas
科 名 タテハチョウ科
亜科名 ジャノメチョウ亜科
族 名 ジャノメチョウ族
属 名 ジャノメチョウ属
時 期 年1回、7月〜8月
分 布 北海道〜九州
大きさ (前翅長)28-42mm
(開張)50-70mm
生育地 草原、河川堤防、林縁など

<特徴>
 年1回の発生で、夏に成虫が出現し、草原、河川堤防、林縁などで普通に見られる大型のジャノメチョウです。翅の裏側は、茶色の地色に大小の眼状紋が並んでいます。表側は、オスは褐色、メスは茶褐色で、いずれも前翅に2〜3個、後翅に1個の眼状紋がみられますが、前翅の方が大きく見えます。比較的明るいところを好み、草原を低くリズミカルに飛んでいたりしますが、なかなかカメラには収まってくれません。幼虫は、カヤツリグサ科植物(ショウジョウスゲ、ヒカゲスゲ、ノガリヤスなど)、イネ科植物(ススキなど)を食べます。

<名前の由来>
 翅にヘビの目玉に似た丸い眼状紋(蛇の目)があることで命名されました。

<備考>
 オスよりメスの方が大きくなります。

☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●埼玉県レッドデータブック(2018) 準絶滅危惧(NT2)
「低地から山地帯にかけて記録があるが、産地は局地的である。1970年以前はは東部低地や大宮台地にも見られ、比企郡や狭山丘陵の草原に多産したが、現在では中川・加須低地と大宮台地では絶滅している。秩父の山間部では比較的多くの個体が見られる。」

●県内での希少度 ★★★☆☆

☆生態写真

ジャノメチョウ(タテハチョウ科)  2006年7月30日午前、「埼玉県民の森」(秩父郡横瀬町)で撮影

 2006年7月30日午前、標高約900mの「埼玉県民の森」(秩父郡横瀬町)で撮影しました。

ジャノメチョウ(タテハチョウ科) 2006年8月20日午後、小倉沢(秩父市)で撮影

 2006年8月20日午後、小倉沢(秩父市)の標高約900m地点で撮影しましたが、葉上に止まっていました。

ジャノメチョウ(タテハチョウ科)  2007年9月16日午前、三峰山(秩父市)で撮影

 2007年9月16日午前、標高1,100mの三峰山(秩父市)で撮影しましたが、葉上や地表に止まっていました。

 ☆雌雄比較 

オス  メス
   
ジャノメチョウ♂(タテハチョウ科)  ジャノメチョウ♀(タテハチョウ科) 

 オスは、翅の裏側は、濃黒色で、眼状紋が小さくなります。
 メスは、翅の裏側は、淡黒色で、眼状紋が大きく、白帯が目立ちます。

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