本文へスキップ

埼玉県内の蝶の観察と写真、資料を掲載しています。

メールでのお問い合わせは
gauss@js3.so-net.ne.jp

<蝶の写真集> タテハチョウ科

カバマダラ

データ 生息状況 生態写真

☆データ

カバマダラ(樺斑)
学 名 Anosia chrysippus
科 名 タテハチョウ科
亜科名 マダラチョウ亜科 
族 名 マダラチョウ族
属 名 オオカバマダラ属
時 期 多化性、1年中
分 布 奄美、沖縄
大きさ (前翅長)30-34mm
(開張)70-80mm
生育地 人家周辺、畑地など

<特徴>
 多化性で、八重山諸島等ではほぼ1年中、成虫は人家周辺や畑地など見られるマダラチョウの仲間です。翅の裏側と表側は樺(カバ)色の地に、黒縁があり、前翅の先端に白い斑模様が見られます。ふわふわとあまり羽ばたかずに舞い上がり、時には風に乗って本土に迷い込むこともあるそうです。体内に毒素を含んでいるので、鳥に襲われることは少ないのです。幼虫は、ガガイモ科植物(トウワタ、フウセントウワタ、ヒゴビャクゼン,カロツロピスなど)を食べます。

<名前の由来>
 ガマ(蒲)の穂に似た赤みのふかい黄赤色である樺(カバ)色で、斑(マダラ)模様のある蝶という意味で命名されました。

<備考>
 季節型はありません。


☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●埼玉県レッドデータブック(2018) 

●県内での希少度 生息していない
 主に沖縄、奄美地方に生息している蝶で、埼玉県にはいないのですが、飛翔力が強く、台風通過後などに発見される可能性があります。県下でも過去に確認例があり、迷蝶(遇産種)として扱われています。

☆生態写真 (埼玉県内の写真はありません)

カバマダラ (まだらちょう科) 1998年1月12日沖永良部島(鹿児島県)の昇竜洞の入り口前で撮影

 1998年1月12日に沖永良部島(鹿児島県)の昇竜洞の入り口前で撮影しました。ここには、ハイビスカスやポインセチアなどの花々が咲き乱れ、多くの蝶たちが舞っていましたが、なかなかカメラには納まってくれませんでした。

カバマダラ (まだらちょう科) 2006年2月25日「多摩動物公園」(東京都)の昆虫生態園で撮影

 2006年2月25日「多摩動物公園」(東京都)の昆虫生態園で撮影しましたが、人工飼育されているもので、多くの亜熱帯産の蝶が館内を飛び交っていました。

前種へ タテハチョウ科目次 次種へ

……蝶の掲示板を設けています。ぜひご利用下さい……
ガウスの蝶の画像掲示板
蝶についてのご質問、疑問、情報などありましたら書き込んで下さい。私が、お答えいたします。

このページの先頭へ
トップページ INDEXへ
姉妹編「蝶の写真館」へ

*ご意見、ご要望のある方は右記までメールを下さい。よろしくね! gauss@js3.so-net.ne.jp

ナビゲーション