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<蝶の写真集> タテハチョウ科

スジグロカバマダラ

データ 生息状況 生態写真

☆データ

スジグロカバマダラ
(筋黒樺斑)
学 名 Salatura genutia
科 名 タテハチョウ科
亜科名 マダラチョウ亜科 
族 名 マダラチョウ族
属 名 オオカバマダラ属
時 期 多化性、1年中
分 布 宮古諸島以南
大きさ (前翅長)35-43mm
(開張)70-80mm
生育地 海岸沿いの林から山地

<特徴>
 多化性で、宮古諸島以南ではほぼ1年中、成虫が海岸沿いの林から山地などで見られるマダラチョウの仲間です。翅の裏側と表側は樺(カバ)色の地に、黒縁があり、前翅の先端に白い斑模様が見られますが、筋が黒いのが特徴です。林縁をゆるやかに飛び、時には風に乗って本土に迷い込むことも知られています。幼虫は、ガガイモ科植物(リュウキュウガシワなど)を食べます。

<名前の由来>
 ガマ(蒲)の穂に似た赤みのふかい黄赤色である樺(カバ)色で、筋が黒く、斑(マダラ)模様のある蝶という意味で命名されました。

<備考>
 季節型はありません。


☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●埼玉県レッドデータブック(2018) 

●県内での希少度 生息していない
 主に沖縄県の宮古諸島以南に生息している蝶で、埼玉県にはいないのですが、飛翔力が強く、台風通過後などに発見される可能性があります。県下でも過去に確認例があり、迷蝶(遇産種)として扱われています。

☆生態写真 (埼玉県内の写真はありません)

スジグロカバマダラ (まだらちょう科) 2006年2月25日「多摩動物公園」(東京都)の昆虫生態園で撮影

 2006年2月25日「多摩動物公園」(東京都)の昆虫生態園で撮影しましたが、人工飼育されているもので、多くの亜熱帯産の蝶が館内を飛び交っていました。

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