本文へスキップ

埼玉県内の蝶の観察と写真、資料を掲載しています。

メールでのお問い合わせは
gauss@js3.so-net.ne.jp

<蝶の写真集> シジミチョウ科

クロシジミ

データ 生息状況 生態写真

☆データ

クロシジミ (黒小灰)
学 名 Niphanda fusca
科 名 シジミチョウ科
亜科名 ヒメシジミ亜科
族 名 クロシジミ族
属 名 クロシジミ属
時 期 年1回、7月〜8月
分 布 北海道〜九州
大きさ (前翅長)17-23mm
(開張)40mm前後
生育地 クヌギやコナラの雑木林、草地など

<特徴>
 年1回の発生で、夏に成虫が出現し、北海道から九州のクヌギやコナラの雑木林、草地などで見られます。シジミチョウとしては大型ですが、分布は極めて局地的です。翅の裏側は灰色地で、黒っぽい斑紋があります。表側は、オスが暗紫色で、メスは黒褐色です。幼虫は、アブラムシやキジラミの分泌物を食べ、3齢幼虫以降はクロオオアリから食物をもらう、特異な生育過程をたどります。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、黒(クロ)っぽいので、この名が付きました。

<備考>
 オスよりメスがやや大きいのです。

☆生息状況
●環境省レッドリスト 絶滅危惧TB類(EN)

●埼玉県レッドデータブック(2018) 絶滅(EX)
「1960年代までは平野部から低山帯にかけて多くの産地があり、大宮台地や狭山丘陵、奥武蔵では多産した。1970年代から県内全域で減少し、1980年代には狭山丘陵の一部を除いてほとんどの産地で絶滅した。1990年代には狭山丘陵での産地でも絶滅し、現在は県内全域で絶滅したと考えられる。」

●県内での希少度 生息していない

☆生態写真 (埼玉県内の写真はありません)

クロシジミ♀ (シジミチョウ科) 2005年7月17日朝、小国町(山形県)で撮影

 2005年7月17日朝、小国町(山形県)で撮影しましたが、花で吸蜜していたので、接写できました。


前種へ シジミチョウ科目次 次種へ

……蝶の掲示板を設けています。ぜひご利用下さい……
ガウスの蝶の画像掲示板
蝶についてのご質問、疑問、情報などありましたら書き込んで下さい。私が、お答えいたします。

このページの先頭へ
トップページ INDEXへ
姉妹編「蝶の写真館」へ

*ご意見、ご要望のある方は右記までメールを下さい。よろしくね! gauss@js3.so-net.ne.jp

ナビゲーション