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<蝶の写真集> シジミチョウ科

スギタニルリシジミ

データ 生息状況 生態写真

☆データ

スギタニルリシジミ(杉谷瑠璃小灰)
学 名 Celastrina sugitanii
科 名 シジミチョウ科 
亜科名 ヒメシジミ亜科
族 名 ヒメシジミ族
属 名 ルリシジミ属
時 期 年1回、3月〜5月
分 布 北海道、本州、四国、九州
大きさ (前翅長)12-16mm
(開張)23-28mm
生育地 広葉樹林、渓流沿いなど

<特徴>
 年1回の発生で、早春にだけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」蝶の一つで、北海道〜九州の平地から山地の広葉樹林、渓流沿いなどで見られるシジミチョウの仲間です。翅の裏側は、灰白色で黒紋が不明瞭な白色輪状紋で囲まれています。翅の表側は、オスではやや暗い紫青色で、狭い外縁の黒帯がありますが、メスでは、少し輝く紫青色で、やや広い外縁の黒帯があります。日中は高所を飛翔していますが、オスは地表で吸水することがあります。幼虫は、トチノキ科(トチノキ)、ミズキ科(ミズキ)、ミカン科(キハダ)などを食べます。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の表側が瑠璃(ルリ)色をしているので名付けられ、杉谷博士が発見したので頭にスギタニが付きました。

<備考>
 ルリシジミとよく似ています。


☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●埼玉県レッドデータブック(2018) 

●県内での希少度 ★★★☆☆
 埼玉県下では、秩父地方や西部・北部の山地帯の渓谷沿いに見られますが、生息地は限定的です。幼虫の食餌植物であるトチノキ科(トチノキ)がある周辺や地表からの吸水場所で観察できます。

☆生態写真

スギタニルリシジミ (シジミチョウ科) 2013年5月18日午前、中津川(秩父市)で撮影

 2013年5月18日午前、中津川(秩父市)の標高約900m地点で撮影しましたが、地表に止まっていました。


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