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<蝶の写真集> タテハチョウ科

ホシミスジ

データ 生息状況 生態写真

☆データ

ホシミスジ(星三筋)
学 名 Neptis pryeri
科 名 タテハチョウ科
亜科名 イチモンジチョウ亜科
族 名 ミスジチョウ族
属 名 ミスジチョウ属
時 期 通常年1回、6月〜7月
西日本は年2〜3回、5月〜10月
分 布 本州〜九州
大きさ (前翅長)23-34mm
(開張)60mm前後
生育地 樹林周辺、草地、露岩地、市街地

<特徴>
 通常年1回、西日本では年2〜3回の発生で、春から秋に成虫が出現し、樹林周辺、草地、露岩地、市街地などで見ることができるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は茶色地に白線が入り、後翅基部に星のような黒斑あるので、コミスジミスジチョウなどと識別できます。また、表側は濃茶色地に三本の白い帯が目立ちます。軽やかに飛び、なかなかとまらないので、撮影には苦労します。幼虫は、バラ科植物(シモツケ、ホザキシモツケ、イワシモツケ、アイズシモツケ、イブキシモツケ、イワガサ、ユキヤナギ、コデマリなど)を食べます。

<名前の由来>
 羽を開いた時の模様が、白い3本の横筋線が目立つので「ミスジ」と命名されたのですが、その中でも後翅裏側の基部に星(ホシ)のような黒斑があるのでこの名が付きました。

<備考>
 メスはオスよりやや大きく、翅が丸味をおびます。

☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●埼玉県レッドデータブック(2018) 準絶滅危惧(NT1)
「低山帯から山地帯にかけて分布する。奥秩父ではやや普通に見られる。平野部には分布しないと考えられるが、最近になって平野部で本種の確認が相次いでいる。これらの記録は関西低地型タイプと呼ばれる系統の可能性が高い。」

●県内での希少度 ★★★☆☆

☆生態写真

ホシミスジ(タテハチョウ科) 2006年8月5日午前、三国峠付近(秩父市)で撮影

 2006年8月5日午前、標高1,740mにある三国峠付近(秩父市)で撮影しましたしましたが、林道上を飛んでいました。

ホシミスジ(タテハチョウ科) 2012年9月9日午後、中津川(秩父市)で撮影

 2012年9月9日午後、中津川(秩父市)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。

ホシミスジ(タテハチョウ科) 2013年7月20日午後、中津川(秩父市)で撮影

 2013年7月20日午後、中津川(秩父市)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。

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