<蝶の写真集> アゲハチョウ科
モンキアゲハ
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<特徴>
普通年2回の発生で、成虫は春から秋まで、本州の関東地方以西から沖縄の低山地の常緑樹林などで見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黒色ですが、後翅に白黄色の大きな斑紋があり、外縁部にはオレンジ色の弦月紋が見られ、尾状突起があります。ゆうゆうと飛んでいますが、時々木々にとまるので、シャッターチャンスがあります。幼虫は、ミカン科植物(キハダ、カラタチ、カラスザンショウ、サンショウ、ウンシュウミカン、ナツミカンなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、後翅の白黄紋(モンキ)が目立つので、名付けられました。 <備考> メスはオスより大きく、褐色となります。 |
☆生息状況
●環境省レッドリスト ―
●埼玉県レッドデータブック(2018) ―
●県内での希少度 ★★☆☆☆
暖地系のアゲハチョウで、以前は埼玉県においては極めてまれな蝶でした。しかし、最近では主に、平地から山地にかけて生息し、西部や秩父方面で比較的多く見られるものの、平地ではあまり見られません。幼虫の食餌植物であるミカン科植物(キハダ、カラタチ、カラスザンショウ、サンショウ、ウンシュウミカン、ナツミカンなど)周辺や成虫の蜜源となっている春のツツジ、ミカン類の花、夏のクサギの花などで観察できます。
モンキアゲハ(アゲハチョウ科) 2006年9月9日午後、赤平川沿い(秩父郡小鹿野町)で撮影 |
2006年9月9日午後、赤平川沿い(秩父郡小鹿野町)の標高約400mの所で撮影しましたが、木の上で羽ばたいていたので、うまくシャッターが切れませんでした。
モンキアゲハ(アゲハチョウ科) 2013年5月31日午後、「あじさい山公園」(入間郡越生町)で撮影 |
2013年5月31日午後、「あじさい山公園」(入間郡越生町)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。
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