<蝶の写真集> アゲハチョウ科
オナガアゲハ
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<特徴> 普通寒冷地では年2回、暖地では年3回の発生で、成虫は春から秋まで、北海道から九州の主に丘陵地からら山地の渓流沿いなどで見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黒色ですが、後翅外縁に弦月形の赤斑が並んでいます。また、尾状突起が長く、湾曲しているのが特徴です。ゆるやかに飛んでいますが、時々ツツジやアザミなどの花に止まるので、シャッターチャンスがあります。幼虫は、ミカン科植物(コクサギ、カラスザンショウ、サンショウなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、尾状突起が長い(オナガ)ので、名付けられました。 <備考> オスは、後翅表の前縁に長楕円形の白斑があるので、識別できます。 |
☆生息状況
●環境省レッドリスト ―
●埼玉県レッドデータブック(2018) ―
●県内での希少度 ★★☆☆☆
荒川以西の丘陵地から山地に主に生息しているものの、まれに平地でも発生する場合があります。幼虫の食餌植物は、主として、コクサギですが、サンショウ、カラタチ、カラスザンショウでも発生する場合があり、成虫の蜜源となっているツツジ、アザミ、クサギ等の花や地表での吸水で観察できます。
オナガアゲハ♀(アゲハチョウ科) 2016年5月5日午後、「さいたま緑の博物館」(入間市)で撮影 |
2016年5月5日午後、狭山丘陵の「さいたま緑の博物館」(入間市)で撮影しましたが、ツツジの花で吸蜜していました。
オナガアゲハ♂(アゲハチョウ科) 2016年5月18日午後、「美の山公園」(秩父市・皆野町)で撮影 |
2016年5月18日午後、最高標高581.5mの「美の山公園」(秩父市・皆野町)で撮影しましたが、ツツジの花で吸蜜していました。
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