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<蝶の写真集> タテハチョウ科

オオムラサキ

データ 生息状況 生態写真

☆データ

オオムラサキ(大紫)
学 名 Sasakia charonda
科 名 タテハチョウ科
亜科名 コムラサキ亜科
属 名 オオムラサキ属
時 期 年1回、6月〜8月
分 布 北海道西部〜九州
大きさ (前翅長)43-68mm
(開張)80-100mm
生育地 西日本では主に山地、関東では平地から低山地の雑木林

<特徴>
 年1回の発生で、初夏に成虫が出現し、西日本では主に山地、関東では平地から低山地の雑木林などで見られるタテハチョウの一種で、国蝶となっています。翅の裏側は、淡黄色又は銀白色で地域差が見られ、前翅には暗色斑が見られます。翅の表側は、茶褐色の地に白黄斑があり、見る角度によっては紫色に輝いて見えますが、メスでは一様に茶褐色と白黄斑になります。また、雄雌共に後翅隅に赤斑があり、ワンポイントとなっています。大空を滑空し、とまるときは羽を閉じますが、時々開いてくれます。幼虫は、ニレ科植物(エノキ、エゾエノキなど)を食べます。

<名前の由来>
 大(オオ)型の蝶で、オスの翅が紫(ムラサキ)色に光ることから名付けられました。

<備考>
 メスはオスより大きくなります。色彩も地域差があります。

☆生息状況
●環境省レッドリスト 準絶滅危惧(NT)

●埼玉県レッドデータブック(2018) 絶滅危惧U類(VU)
「かつては県内に広く分布していたが、東部低地の記録は少ない。大宮台地では旧浦和市(現さいたま市)の秋ヶ瀬公園が産地として有名であったが、1980年代にこの場所の個体群は絶滅したと考えられる。現在は、比企丘陵から奥秩父の山地帯に広く分布しているが、丘陵地では個体数が少なくなっている。」

●県内での希少度 ★★★★☆

☆生態写真

オオムラサキ♂(タテハチョウ科) 2006年7月23日午前、「蝶の里公園」(比企郡嵐山町)で撮影

  2006年7月23日午前、「蝶の里公園」(比企郡嵐山町)で撮影しましたが、樹液を吸うためしばらくとどまり、時々翅を開いてくれました。

オオムラサキ♀(タテハチョウ科) 2006年8月13日午前、「蝶の里公園」(比企郡嵐山町)で撮影

  2006年8月13日午前、「蝶の里公園」(比企郡嵐山町)で撮影しましたが、しばらく樹液を吸っていたので、何回もシャッターが切れました。

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