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<蝶の写真集> タテハチョウ科

ルリタテハ

データ 生息状況 生態写真

☆データ

ルリタテハ(瑠璃立翅)
学 名 Kaniska canace
科 名 タテハチョウ科
亜科名 タテハチョウ亜科
族 名 タテハチョウ族
属 名 ルリタテハ属
時 期 年2〜3回、6月〜11月
分 布 日本全土
大きさ (前翅長)25-44mm
(開張)55-65mm
生育地 市街地、山地など

<特徴>
 年2〜3回の発生で、成虫は初夏から秋まで、市街地から山地まで見ることができるタテハチョウの一種です。翅の裏側は木肌模様で、目立ちませんが、表側は黒地に瑠璃(ルリ)色の帯があり、前翅には白い模様も見られます。とても敏捷に飛びまわり、樹上や路上では羽を開いて休みますが、樹液を吸う時などは、羽を閉じるので目立たなくなります。オスは、占有行動をとることが知られています。幼虫はユリ科植物(サルトリイバラ、ホトトギス、オニユリヤマユリなど)を食べます。

<名前の由来>
 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、翅の表側に瑠璃(ルリ)色の帯があるので、名付けられました。

<備考>
 季節型は有りませんが、メスがオスよりやや大きいのです。本土亜種と南西諸島亜種があります。成虫で越冬します。


☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●埼玉県レッドデータブック(2018) 

●県内での希少度 ★☆☆☆☆
 ほぼ埼玉県下全域で、成虫は初夏から秋まで見られるタテハチョウの仲間ですが、成虫で越冬するので、冬や早春の暖かい日に飛び出してくる場合もあります。平地から亜高山帯山地の雑木林周辺に生息していますが、生息地での個体数は多くありません。また、樹木の多い都市公園や市街地でも見ることができます。幼虫の食餌植物であるユリ科植物(サルトリイバラ、ホトトギス、オニユリヤマユリなど)周辺やクヌギやコナラなどの樹液、腐った果実を訪れるので、そこで観察できます。

☆生態写真

ルリタテハ(タテハチョウ科) 2006年4月9日午前、「北本自然観察公園」(北本市)で撮影

 2006年4月9日午前、「北本自然観察公園」(北本市)で撮影しましたが、本土亜種です。

ルリタテハ(タテハチョウ科) 2006年4月9日午後、「蝶の里公園」(比企郡嵐山町)で撮影

 2006年4月9日午後、「嵐山 蝶の里公園」(埼玉県)で撮影しましたが、本土亜種です。

ルリタテハ(タテハチョウ科) 2006年8月11日昼、見沼たんぼ(川口市)で撮影

 2006年8月11日昼、見沼たんぼの見沼代用水東縁付近(川口市)で撮影しましたが、本土亜種です。

ルリタテハ(タテハチョウ科) 2006年10月28日午前、「さいたま緑の森博物館」(入間市)で撮影

 2006年10月28日午前、狭山丘陵の「さいたま緑の森博物館」(入間市)で撮影しましたが、本土亜種です。

ルリタテハ(タテハチョウ科) 2013年7月20日午後、中津川(秩父市)で撮影

 2013年7月20日午後、標高約700mの中津川(秩父市)で撮影しましたが、本土亜種です。

ルリタテハ(タテハチョウ科) 2015年4月29日午後、「八丁湖公園」(比企郡吉見町)で撮影

 2015年4月29日午後、「八丁湖公園」(比企郡吉見町)で撮影で撮影しましたが、本土亜種です。

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