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<蝶の写真集> シジミチョウ科

ウラギンシジミ

データ 生息状況 生態写真 雌雄比較

☆データ

ウラギンシジミ (裏銀小灰)
学 名 Curetis acuta
科 名 シジミチョウ科 
亜科名 ウラギンシジミ亜科
属 名 ウラギンシジミ属
時 期 年2〜5回、6月〜10月
分 布 本州(関東以西)〜沖縄
大きさ (前翅長)19-27mm
(開張)37-40mm
生育地 林縁、市街地など

<特徴>
 年2〜5回の発生で、成虫は初夏から秋まで、林縁や市街地などで見かけるモンシロチョウより少し小さいくらいのシジミチョウです。翅の裏側は銀白色をしていますが、表側はオスが茶褐色地にオレンジ色の紋、メスは茶色地に青灰色の紋を持っています。幼虫は、マメ科植物(フジクズ、クララなど)の花やつぼみを食べます。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、羽の裏が白っぽく銀色に見えることから名付けられました。

<備考>
 季節型はありません。シジミチョウの仲間では大型で、成虫で越冬します。


☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●埼玉県レッドデータブック(2018) 

●県内での希少度 ★☆☆☆☆
 ほぼ埼玉県下全域で、成虫は初夏から秋まで見られるシジミチョウの仲間ですが、成虫で越冬するので早春などの暖かい日に飛び出してくることもあります。平地から高地の樹林地などに主に生息していますが、樹林の多い公園や人家周辺でも、幼虫の食餌植物であるマメ科植物(フジクズ、クララなど)の周辺やカシ類の樹液、腐った果実などで観察できます。

☆生態写真

ウラギンシジミ♀ (シジミチョウ科) 2006年9月2日朝、見沼たんぼ(さいたま市緑区)で撮影

 2005年9月2日朝、見沼たんぼ(さいたま市緑区)で撮影しましたが、しばらくとどまって、羽を開閉してくれたので、いろいろな角度からシャッターが切れました。

ウラギンシジミ♂ (シジミチョウ科) 2007年7月8日午後、「北本自然観察公園」(北本市)で撮影

 2007年7月8日午後、「北本自然観察公園」(北本市)で撮影しましたが、しばらく地表にとどまってくれたので接写できました。

ウラギンシジミ♀ (シジミチョウ科) 2012年7月16日午前、西武遊園ゴルフ場脇(所沢市)で撮影

 2012年7月16日午前、西武遊園ゴルフ場脇(所沢市)で撮影しましたが、羽を開いてとまらなかったので、表側が撮影できませんでした。しかし、表側の白色を見せながら飛んでいきました。

ウラギンシジミ♂ (シジミチョウ科) 2012年10月13日午前、「秋ヶ瀬公園」(さいたま市桜区)で撮影

 2012年10月13日午前、「秋ヶ瀬公園」(さいたま市桜区)の「ピクニックの森」の中で撮影しました。

ウラギンシジミ♂ (シジミチョウ科) 2016年7月6日午後、「八丁湖公園」(比企郡吉見町)で撮影

 2016年7月6日午後、「八丁湖公園」(比企郡吉見町)で撮影しましたが、地表や葉上に止まったのを接写しました。

ウラギンシジミ♀ (シジミチョウ科) 2016年8月31日午後、「さいたま緑の森博物館」(入間市)で撮影

 2016年8月31日午後、「さいたま緑の森博物館」(入間市)で撮影しましたが、葉上で翅を開いてくれたのを接写しましました。

ウラギンシジミ♀(シジミチョウ科) 2016年10月20日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影

 2016年10月20日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上に止まったのを接写しました。

☆雌雄比較

オス  メス
   
ウラギンシジミのオス 2006年10月13日撮影 ウラギンシジミのメス 2006年9月2日撮影 

 オスは、表側は茶褐色地にオレンジ色の紋、メスは茶色地に青灰色の紋となるので、容易に識別できます。

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