<埼玉県の蝶>
「秩父ミューズパーク」の蝶(秩父市)
2016年以降、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮った写真です。(現在25種)
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「秩父ミューズパーク」は、埼玉県秩父市および秩父郡小鹿野町にまたがる地域にある、埼玉県営及び秩父市営の公園で、271.3ha(埼玉県分117.9ha、秩父市分153.4ha)もの広大なものです。総合保養地域整備法(リゾート法)に基づき埼玉県、秩父市及び西武グループによりリゾート施設が整備され、1991年(平成3)7月にオープンしたました。2006年(平成18)、社会経済情勢の変化により西武グループが開発から撤退し、西武グループの土地及び施設を地元の秩父市に無償譲渡され、2007年(平成19)1月1日から秩父市の施設となり、この区域は「秩父ミューズパークスポーツの森公園」として整備・運営されています。現在、NPO法人「秩父の環境を考える会」によって、ここで、“棚田の再生”、“昆虫の森づくり”が行われています。“昆虫の森づくり”では、市有地における環境調査を行うとともに、ゴルフ場跡地に昆虫の食性や地域の生態系に配慮した樹木の植栽活動を、一般市民、企業の参加のもとで実施されているのです。また、西側斜面には雑木林や渓流に遊歩道もあって、自然観察や散策にはうってつけです。
「秩父ミューズパーク」の地図 |
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<特徴> 早春に年1回だけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」蝶の一つで、林縁、草地、畑地など見られますが、寒冷地では夏に見られることがあるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側は、白地に黒い筋が目立ちます。翅の表側も同様に白地に黒い筋が目立ちますが、体毛がはっきり見えるのが特徴です。頭部近くに黄褐色の毛があることで、ヒメウスバシロチョウと識別されます。ふわふわとあまり羽ばたかずにゆっくりと飛んでいます。幼虫は、ケシ科植物(ムラサキケマン、ジロボウエンコグサ、ヤマエンゴサクなど)を食べます。
<名前の由来> 羽が薄く陽光に透けるように見える白い蝶という意味で命名されました。 <備考> オスと比べ、メスは体の毛が少ないです。別名:ウスバアゲハ |
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ウスバシロチョウ(アゲハチョウ科) 2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、花や葉の上に止まっていたところを接写しました。
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<特徴> 春から秋まで、低山地から平地の林縁や河原などで普通に見られる黄色っぽいチョウです。翅の裏側は、黄色地に小さな点のような模様が見られます。翅の表側は、黄色で黒い縁が見られますが、前翅の方が黒い部分が多く見られます。幼虫は、マメ科植物(メドハギ、ネムノキなど)を食べます。
<名前の由来> 黄色いチョウという意味で命名されましたが、その後沖縄県産のキチョウと区別するために、その北(キタ)に生息しているのでこの名前になりました。 <備考> 夏型と秋型があり、成虫で越冬します。 |
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キタキチョウの夏型(シロチョウ科) 2016年6月27日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年6月27日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉や花に止まっていました。
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キタキチョウの夏型♀(シロチョウ科) 2016年8月26日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年8月26日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上で止まっていました。
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キタキチョウの秋型♂(シロチョウ科) 2016年10月20日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年10月20日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上や花に止まっていました。
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<特徴> 早春に年1回だけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」蝶の一つで、北海道から九州の平地から山地の河川沿い、林縁等の開けたところで見られます。翅の裏側は、木の葉っぱのような迷彩色をしていて、目立たなくなっています。翅の表側は、白色で前翅に黒点があり、オスでは端が黄色になっていて、メスとの識別が容易です。飛び方は、他のシロチョウと比べて直線的で、翅を半開きにして花にとまります。幼虫は、アブラナ科植物(ハタザオ、タネツケバナ、イヌガラシ、ナズナ、ダイコンなど)の花や果実を食べます。
<名前の由来> 白色で前翅の端を意味する褄(ツマ)が黄(キ)色になっているチョウということで名付けられています。 <備考> 季節型はありません。 |
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ツマキチョウ♂(シロチョウ科) 2016年4月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年4月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、花で吸蜜していました。
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<特徴> |
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モンキチョウの春型♀(シロチョウ科) 2016年4月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年4月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、地表の草に止まっていました。
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モンキチョウの夏型♂(シロチョウ科) 2016年7月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年7月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、地表に止まっていました。
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<特徴> 初春から秋まで、低地の林周辺、耕作地、市街地など、一般的に見られる白色っぽいチョウですが、一見モンシロチョウやヤマトスジグロシロチョウと見間違えることもあります。翅の裏側は、白色で黒斑と黒い筋があります。翅の表側は、白色地に黒斑と黒い筋があります。幼虫は、アブラナ科植物(イヌガラシ、ハタザオなど)を食べます。
<名前の由来> シロチョウの仲間で、羽に黒い筋があるチョウという意味で命名されています。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方がやや大きいのです。 |
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スジグロシロチョウ春型♂(シロチョウ科) 2016年4月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年4月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、花で吸蜜していました。
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スジグロシロチョウ春型♀(シロチョウ科) 2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、ハルジョオンの花で吸蜜していました。
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スジグロシロチョウ夏型♀(シロチョウ科) 2016年7月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年7月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、花で吸蜜していました。
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<特徴> <名前の由来> <備考> |
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ヤマトシジミ♂ (シジミチョウ科) 2016年4月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年4月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、花で吸蜜していました。
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ヤマトシジミ♂(シジミチョウ科) 2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、ハルジョオンの花で吸蜜していました。
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ヤマトシジミ♂(シジミチョウ科) 2016年8月26日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年8月26日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、カタバミの花で吸蜜していました。
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ヤマトシジミ♀(シジミチョウ科) 2016年9月27日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年9月27日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。
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<特徴> 春から秋まで、雑木林や人家の周辺を忙しげに飛んでいる、白っぽいシジミチョウです。翅の裏側は、灰色地に小さい黒斑が並んでいます。表側は青色ですが、メスでは薄く縁の黒っぽい部分が広くなります。幼虫は、マメ科、ミズキ科、バラ科など、各種の植物の花やつぼみを食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の表側が瑠璃(ルリ)色をしているので名付けられました。 <備考> 季節差はオスにはほとんどなく、メスには少し見られます。 |
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ルリシジミ (シジミチョウ科) 2016年6月27日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年6月27日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上に羽を休めたところを接写しました。
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<特徴> 春から秋まで、草地や河原で普通に見られる小型のシジミチョウです。後翅の裏側には、オレンジ色の紋があり、表側はオスは、青紫色ですが、メスは黒っぽくなります。また、後翅に糸のような短い尾(尾状突起)があるのが特徴です。地表近くを軽々と飛んでいて、時々各種の花や地表にとまります。幼虫は、マメ科植物(シロツメクサ、レンゲソウ、ナンテンハギ、ヤマハギ、コマツナギなど)を食します。 <名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、後羽にツバメの尾のような細長い突起があることから名付けられました。 <備考> 日当たりの良い場所を好みます。 |
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ツバメシジミの夏型♂ (シジミチョウ科) 2016年7月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年7月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、花や葉上に止まっていました。
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ツバメシジミの夏型♂ (シジミチョウ科) 2016年8月26日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年8月26日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。
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<特徴> 初夏から秋まで、常緑林周辺などで見られる、シジミチョウの一種ですが、成虫で越冬するので、冬から春に見られることもあります。翅の表側は紫藍色部分を囲むように外縁黒帯がありますが、メスの方が広くなります。裏側は、目立たない黒褐色で、黒っぽい斑と帯が見られます。林の中をすばやく飛翔しますが、たまに低木で羽を休めてくれるので撮影できる場合があります。幼虫は、ブナ科植物(アラカシ、アカガシ、イチイガシ、コナラなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の表側が紫(ムラサキ)色に輝いて見えることから名付けられました。 <備考> 成虫で越冬します。 |
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ムラサキシジミ(シジミチョウ科) 2016年4月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年4月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉の上に止まっていたので接写できました。
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ムラサキシジミ(シジミチョウ科) 2016年10月20日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年10月20日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。
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<特徴> <名前の由来> <備考> |
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ウラギンシジミ♀ (シジミチョウ科) 2016年10月20日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年10月20日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。
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<特徴> |
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テングチョウ♀(タテハチョウ科) 2016年4月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年4月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、地表に止まっていました。
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テングチョウ(タテハチョウ科) 2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、地表に止まっていました。
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<特徴> |
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アサギマダラ♀(タテハチョウ科) 2016年10月20日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年10月20日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。
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<特徴> 早春から秋まで、草地や林縁などで普通に見られるジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に、さざ波のような模様が出ていて、眼状紋が前翅に1個、後翅に5個以上見られます。表側は茶色の地色に大きな眼状紋が前翅左右に1個ずつ、後翅左右に2個ずつが目立ちます。草の上を低空で、リズミカルに飛んで、各種の花で吸蜜します。幼虫はカヤツリグサ科・イネ科植物(チジミザサ、ススキなど)を食べます。
<名前の由来> 翅にヘビの目玉に似た丸い眼状紋(蛇の目)があることで命名されたジャノメチョウの仲間で、小さく愛らしいのでヒメ(姫)、翅の裏側がさざ波のような模様になっているので(裏波)が付きました。 <備考> 都市部では減少してきています。 |
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ヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科) 2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。
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<特徴> |
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クロヒカゲ(タテハチョウ科) 2016年6月27日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年6月27日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、木の上に止まっていました。
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クロヒカゲ(タテハチョウ科) 2016年7月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年7月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたしましたが、地表や葉上に止まっていました。
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クロヒカゲ(タテハチョウ科) 2016年9月27日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年9月27日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。
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<特徴> 春から秋まで、本州から九州の雑木林内やその周辺の暗い環境を好むジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は黒褐色の地色に白線と大小の眼状紋が並んでいますが、地色が濃く、白線が少し湾曲し、やや紫がかっていることで、ヒメジャノメと区別されます。表側は茶色の地色に、前翅では大小2つの眼状紋が左右にあり、後翅では小さいのが左右に一つずつあります。飛び方は、比較的緩やかで、葉や地表にとまりやすいので、シャッターを切れるチャンスがあります。幼虫はイネ科植物(チジミザサ、ススキ、アシボソ、アブラススキなど)を食べます。
<名前の由来> 翅にヘビの目玉に似た丸い眼状紋(蛇の目)があることで命名されたジャノメチョウの仲間で、ジャノメチョウより小さいのでコ(小)が付きました。 <備考> 夏型は前翅の眼状紋が大きくなります。 |
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コジャノメの春型(タテハチョウ科) 2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、地表や葉上に止まっていました。
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コジャノメの夏型(タテハチョウ科) 2016年7月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年7月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。
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<特徴> |
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メスグロヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2016年9月27日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年9月27日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、木や葉上に止まっていました。
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メスグロヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2016年10月20日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年10月20日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しました。
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<特徴> |
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クモガタヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、ハルジョオンの花で吸蜜しているところを接写しました。
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クモガタヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2016年10月20日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年10月20日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを接写しました。
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<特徴> |
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ツマグロヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2016年8月26日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年8月26日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、花で吸蜜していました。
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ツマグロヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2016年9月27日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年9月27日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。
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<特徴> |
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イチモンジチョウ(タテハチョウ科) 2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、地表に止まっていました。
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<特徴> 年1回夏に、山地の樹林などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は茶色地に白線が入り、表側は濃茶色地に三本の白い帯が目立ちます。ゆるやかに、スーッと飛ぶ独特な飛び方をします。幼虫は、カエデ科植物(カエデ、ヤマモミジ、タカオカエデなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を開いた時の模様が、白い3本の横筋線が目立つので「ミスジ」と命名されました。 <備考> オスとメスが似ています。埼玉県レッドデータブック準絶滅危惧 |
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ミスジチョウ(タテハチョウ科) 2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。
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<特徴> |
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コミスジ(タテハチョウ科) 2016年4月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年4月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。
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コミスジ(タテハチョウ科) 2016年7月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
016年7月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。
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<特徴> 春から初秋まで、北海道〜九州の山地から平地にある雑木林の林縁で見られるセセリチョウの仲間ですが、関東地方では年3回の発生となります。翅の表側は黒っぽく、前翅に大きな白斑が目立ち、後翅に白帯がはっきり現れるのが「関西型」、不明瞭なのが「関東型」とされています。翅の裏側もほぼ同様ですが、常に羽を開いてとまるので、裏側を撮影するのはなかなか難しいのです。また、結構敏捷に飛んでいます。幼虫は、ヤマイモ科植物(ヤマノイモ、トコロ、ツクネイモニガガショウ、ヒメドコロなど)を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、江戸時代の大名(ダイミョウ)家の羽織袴の紋所を連想させることから名付けられたとか...。 <備考> 季節型はありません。 |
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ダイミョウセセリ(セセリチョウ科) 2016年7月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年7月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、後翅の白帯が不明瞭な「関東型」です。
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ダイミョウセセリ(セセリチョウ科) 2016年8月26日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年8月26日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上に止まっていたのを接写しました。
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<特徴> 春から初秋まで、平地や山地などで見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は麦わら色で白斑があり、黒い脈が目立つのが特徴です。表側は、黒褐色の地色ですが、前翅には白斑が見られます。幼虫は、イネ科植物(メダケ、ミヤコザサなど)を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、その中では小型で茶色っぽい羽に見えることから名付けられました。 <備考> 春型と夏型がありますが、夏型は羽を縁取る縁毛が白黒交互になります。 |
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コチャバネセセリ(セセリチョウ科) 2016年7月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年7月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上や花に止まっていました。
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コチャバネセセリ(セセリチョウ科) 2016年8月26日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年8月26日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、花で吸蜜していました。
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<特徴> 春から初秋まで、樹林周辺、草地などで見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は黄褐色で前翅に黒斑が見られます。表側は、オスでは、褐色の地色ですが、外縁に黒い帯が目立ち、前翅の性標もはっきりしています。またメスでは、全体的に黒っぽい中に黄褐色の斑模様が見られます。とても敏捷に飛ぶので、追いかけるのはたいへんです。幼虫は、イネ科植物(チヂミザサ、ヤマカモアシボソなど)を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、オスは黄色地に黒っぽい斑模様(キマダラ)が見られ、また小さく愛らしいのでヒメ(姫)が付きました。 <備考> オスとメスでは翅の表側は、かなり印象が違います。 |
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ヒメキマダラセセリ♂(セセリチョウ科) 2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年5月18日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。
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ヒメキマダラセセリ♀(セセリチョウ科) 2016年8月26日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年8月26日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、葉上に止まっていました。
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<特徴> 初夏から秋まで、市街地や草原、山地などいたる所で普通に見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に白銀の斑点が見られますが、特に後翅の白銀模様が一列になった、一文字模様を見せるのが特徴です。表側は裏側より濃い茶色の地色に白銀模様が見られます。一見ガの仲間と見間違えやすく、集団で移動することが知られています。幼虫は、イネ科、カヤツリグサ科の各種を食べますが、特にイネに有害で、駆除の対象とされています。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、後羽の白色の斑紋が一列(一文字)に並んでいるところから名付けられました。
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イチモンジセセリ(セセリチョウ科) 2016年7月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年7月25日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、アカツメクサの花で吸蜜していました。
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イチモンジセセリ(セセリチョウ科) 2016年8月26日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年8月26日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、花で吸蜜していました。
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イチモンジセセリ(セセリチョウ科) 2016年9月27日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影 |
2016年9月27日午前、「秩父ミューズパーク」(秩父市)で撮影しましたが、花で吸蜜していました。
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